皆さんこんにちは。
石井カントク劇場最新作「山のあなた-徳市の恋-」は
現在絶賛仮編集中でございます!
本日は皆さんに「山のあなた-徳市の恋-」の原作者であり、
監督である清水宏カントクをご紹介したいと思います。
-戦前戦後の日本映画を支えた逸材-
日本映画モダニズム黄金期といわれた1930年代から松竹蒲田撮影所を
中心に活躍した清水カントク。成瀬巳喜男、小津安二郎などと共に
当時の日本映画界を支えた重要なカントクです。
代表作としては「大学の若旦那」をはじめとする若旦那シリーズ
(これは後の加山雄三主演「若大将シリーズ」のオリジンとなる)
ロードムービーの先駆的作品「ありがたうさん」、
自身で引き取った孤児たちを主演にしたシリーズ「蜂の巣三部作」、
清水宏オリジナル作品の真骨頂的作品「簪」などがあります。

石井カントクが「山のあなた-徳市の恋-」コンテ台本に描いたイラスト
-盟友 小津安二郎-
特に小津安二郎監督とは生涯に渡る親友だったようで、
お互いにその才能を認め合っていたようです。
そのことを示す有名なエピソードがあります。
当時、小津監督作品は芸術性が高く、あまりお客を呼べなかったようで
松竹側からは批判が出ていました。そんな中大衆映画のヒット作を
作り続けていた清水カントクはこんなことを言ったそうです。
「小津には小津の作品を作らせてやればいいんだ。
儲かる映画(=会社の為の映画)は俺が撮ればいい」と。
-清水カントクのこだわり-
そんな清水カントクもオリジナル作品となると非常にユニークな
才能を発揮していました。
中でもカントクがこだわったのが「ロケーション撮影」。
スタジオ撮影が中心であった当時としては大変珍しかったようです。
当時の撮影機材状況や交通の便などを考えれば当たり前の事ですが、
カントクはそんなことよりも豊かな自然や本物の家屋、道、
お日様の光、雨などスタジオを離れて撮影することを誰よりも早く重要視し、
自身の作品に取り込んでいったのです。
-驚きの作品数!-
生涯を映画製作に費やしたカントクが世に送り出した作品は実に163作品!
小津安二郎の監督作が全54作品、黒澤明全監督作が31作品ということを
考えるとその作品の多さに驚かされます。
「山のあなた-徳市の恋-」の原作にあたる「按摩と女」は
清水カントク120作目にあたる完全オリジナル作品。
「ロケーション撮影」はもちろんの事、清水カントク独特のセリフまわしや、
按摩が主役というユニークな設定などなど、清水ワールドが凝縮された
代表作でありますっ。
↓「清水カントクをもっと知りたいっ」方は↓
さて、このブログで重要なのはなぜそんな清水カントク作品を
われらが石井カントクがカバーしようと思ったのか!?ですよね。
・ ・・それは今後のこのブログでお伝えして行こうと思いますっ!
(スミマセン・・・)
皆さま乞うご期待ください!